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旅の子供

WEB参加型RPG「パッフェルベルの鐘」のメモ帳です。   サイト内の全ての作品において作者の許可無く転載する事を禁じます。 Please do not use any images ( artworks and photos on my site) on your site without permission.

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にゃーんにゃーん

12755755.jpegそろそろ四マナを採りに行く用意をはじめなきゃにょーと温かいお布団の中でうにうにしてたら、あれ?
昨日は終わった気がするにょに何かが違う気がするにょ……

体が、おっきい?

あれ?
そういやいつもより体も軽い気がする?
んー、パジャマのまま鏡を覗きに洗面台に行くと、なんか微妙に私じゃないような?
「街にまだ、魔力が充満してるのかな………」
いつものしたたらずのしゃべり方ではなく森にいた頃のなめらかなしゃべり方だ。
自分が育った場所のせいか、魔力が充満した場所じゃないと本来の姿を取り戻せないのが悩みの種であるが、小さくなると脳ミソも小さくなるのか色々覚えていないのは不幸なのか幸運なのか。
いつもの日課でおとーさんのところにご飯を食べに行く準備をしながら、ふと考えてみた

「……この姿でご飯食べさせてもらえるかしら」
なんか説明から入るのも面倒な気がしてきた
だからといって自分で作ったものは壊滅的においしくないし。
ネグレクトぎみの父親だったが、料理の腕は最高だったから、味覚音痴にもなれそうにない。ここにたどり着くまでは、生きるためだけに何だかわからないものを腹に詰め込んでは死にかけていたのだけれど。
七森さんはご飯がおいしいから好き。
ルーシェ君もご飯がおいしいから好き。
セルティーヌはなんであんなに美味しそうな……
どんどん暴走しそうな思考を止めようと、壁にむかって頭突きをしてみた。
「子供じゃないんだから落ち着け」

たまには誰かを誘ってカルタさんのところで朝ご飯もいいかもしれない、と工房を後にする。

「あれ?でもこの姿で誰だかわかってもらえるのかしら」
やっぱり説明が面倒な気がする。
あ、でも。あの人なら、気にしないでご飯ぐらい付き合ってくれそうかな
なんか最近仲良くしてくれるし試しに行ってみよう。
シルクハットが似合う黒猫の姿を思い浮べながら、朝の空気の匂いを思いっきり吸い込むと走りだした
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くてん。

お布団の中でウサ人形をもしゃもしゃいじりながら。



昨日は何だかめまぐるしくて疲れたにょー

なんかいろんな物を見たりした気がするにょー


なんか怖いこともあった気がするけど、いっぱい寝たら忘れられる、といいなぁ……
やっぱり女の子は学校の子がいいし、胸はたゆんがいいと思うにょー


うん。
フツーが一番にょねー





f3daef14.jpgあ、でも。
子犬になった私はローアングルでいろんなものをみたりしたにょー
ぱんつとかぱんつとかぱんつとか。←台無し





おやすみなさいー

ポワッソンダブリルの日

ポワッソンダブリルとは四月の魚のことである。
まぁ、そんなのはどうでもいい。簡単にいえば、四月馬鹿のこと




朝。
「う゛ー」
ベッドから降りようとして、自分の足が絡まって顔面から地面に激突。
・・・・・イタイ・・・
なんかからだがごつごつする。
・・・・・・・・・・・・あれ?
これキャンディー食べたときみたいだな・・と思いながらあまりの痛さに洗面所に這いずりながら到着。
歯を磨いて顔を洗いながらテキトーに服をみつくろ…サイズあわねぇ……
なんか、すでに三回目だと、慣れた…痛いけど。

前に七森さんちで借りた靴を返してなかったよなーと靴を探して、〈焔熱の護法衣〉なら、おっきいからどうにかなるか・・・
……………問題は…
「やっぱスカートですか?」
今はくとマイクロミニなんですが、とか思いながら足元を見ると、すね毛が濃いわけではないらしい。
「・・・・・・・・・・・ま、いいか」

どーせ用事があるのはヴァンスにだ。
どうにでもなる。
スカートごとき気にすんな



ブラームスへ。

ヴァンスの態度がそっけない。いやむしろこれが普通だろう。
男だとヴァンスうざくなくていいやつかもしれないな、いや、まぢで。

0f67d5fa.jpg帰りに理力種を買って帰ろうと店に行く途中いきなり知らない人間から声をかけられる。
………いや、どこかで見たような気がしないでもないが。
どうせ親のダメ友人の一人だろう。

「よ。久し振り。珍しいじゃん。隊長が一人で街に来てるとか。何してんの?嫁さんとちんまいのは?」
『………えーっと』
なんだこいつと思いながら街のショーウインドーに映った自分の姿にがく然とする。
なんだこの親父と同じ姿は……
気絶できるものなら気絶してぇ…
そんなこと思っていても、相手は知ったことではない。

「それにしても何年ぶりだよ。化け猫並みだな、何年たってもかわんねー。しかもスカートとか。なっつかしぃねぇ、子猫ちゃーん?」
ひゅーひゅーとはやしたてられる。
・・・・・・・・・・・懐かしいって、昔から何してんだ、父よ。
むしろこのおっさん…・
「ま、いいや、視界に嫁さんたちがいないってことは一人なんだろ?久しぶりにみんな会いたがるぜぇ」
とわけもわからずずるずると連れて行かれる。
だから誰だよあんた
「せめて着替えさせてください…」
ズボンだけは買ってもらって履き替えるがどうやっても逃げられず、あぅあぅとか、思っている間にずるずる引きずられていった先は、どう見ても…大人の遊技場です。
がくぅ……
「よぉ、姐さんたち懐かしいお客を街で見つけてきたぜぇ」
「こんなまっ昼間に仕事が始まってるわけないだろう、とっとと出ておい……きゃーーーーーっ、王子ーぃ」
「いゃぁん、姫ぇ」
王子?姫?姫って何さ・・・
勢いよく開けた扉の先には、お色気ムンムンのおねーちゃんたちが…
……………父よ……
勢いよくおねーさんたちに歓迎されて動きが固まる。
7f674d13.jpeg耳元で「隊長、今日はおれのおごりにしときますよー」
え?
おごりって何?
隊長って何?
キャーキャー騒がれ、
ほっぺにちゅーどころか、もう、どうしましょう、初キッスも奪われました。
・・・・・・・・・・・・・・女の子だからカウントに入りませんよね。
あ、だめ、それ以上はダメでーすー
『た、たーすーけーてーーーー』
これ以上ここにいたらいろいろ失う気がすーるー
でもばれたらもっと失う気がすーるー
このくそ親父後でおぼえていやがれーーーーーーー
ちくしょーおれは普通に静かに生きたいんだーーー

なんとか、店を根性で出てくると、今度はなんだかいきなりナイフが飛んできたり、後ろから殴られそうになったり、父の名前を呼んでメロメロな表情で迫ってくる騎士や剣士や、きこりがいたり、もう、死にそうです。
…………………もしいつか、父に会うことになったら、どてっぱらに一発きついのをくれてやらないといけない気がします。
二度と男にはなりません。
でも鳥頭だからまたなって同じことがあるかもしれません。
ていうか、ブラームス怖いです。
ほかの地域でもなんかやらかしてそうで怖いです。
ていうか、俺、どこから家出してきたんだろう…(トオイメ

理力種・・・・・・・・・・買い忘れました。
セルティーヌに怒られる・・・・
33d2df8d.jpeg

後日談。
とある森にて。
「わはははははははははは。それ俺じゃねーよ」
ソファーに寝転んで話を聞いていた父親が娘の姿を想像して、数年ぶりに会った友人の話に大爆笑しながらのたうちまわっていた
「大体お前が俺のことそんな所に連れていけると思ってんの?俺、嫁さん一筋ですよ?おねーちゃんたちには悪いけど、もうああいうところは卒業したーっつーのっ。ていうか、お前ごときが俺を引きづっていける時点で気付けっーつの。家出したちびじゃねーの?」
相変わらずの俺様ぶりを発揮しながらひーひー笑いながら息を切らせている姿に、彼は「あんた、興味なかったりどうでもよかったりすると適当にいつだって連れ歩かれて、おおもてだったじゃないっすか」とは口が裂けても言わないようにしようと思っている。
昔自分の上司だった男はどこまでも昔のことを隠蔽してダメ人間をやるのが楽しいらしい。
妻は口に出さないがほぼ知っているであろう事実さえタブーである。
と思いながらも、ふと考える。
「んじゃあれ、ちびっちょいのがあんなになったんすか?すんげーでっかくなってましたよ。て言うか、女の子じゃなかったでしたっけ?」
元部下の男は記憶の中の子供とあの「隊長」の姿を反復させ、びっくりしたような顔をする。
「あー、どっちだっけ」
『本気だ、こいつ、今本気で悩みやがった』部下は少しだけ子供に同情した。
「女の子でしょ」
と、妻が口を出す。
「えー、でも昔の隊長のようにちょーかっこよかったすよ。ただ、黙って立ってた方が隊長ってかっこよかったんすねぇ」
クッションをクッションに見えない勢いで腹に投げつけられて「うぉっふぅ」とか口に出している部下。
さすがに、半裸に剥かれておねーちゃん達から逃げようとする姿はとても涙目だったな、とため息。
「家出なら、今度見つけたら連れて帰ってきましょうか?」
妻がのほほんとした声で
「んー、いいんじゃないの?まだ生きてるんだからそのうち自力で帰ってくるでしょ。気が向いたら。まぁ、死んでても生きててもあの子の人生だし」
さらっとそんなことをいい、父親は、まだ笑い転げている。

「ああ、そういえば、あの付近、錬金術の街があったわよね」
と優雅にお茶を飲みながら母親が笑顔を向ける。
あの日よね、と時期的に錬金術の暴走と言いながらのあの学院のお遊びに引っかかったであろう娘を想像して、笑顔で済まなくなり母親まで大爆笑を始める。
「ちょっと同情するよ、ちんまいの・・・・」

「あ、そうそう、もしアレにあったらこれ渡しといて」
とぽーんと小さく折られて頼りなく飛んでくる紙切れ一枚。
「なんすかこれ」
「んー、妻以外に出せるなけなしの愛?」
どうせ迷子になって自分がいた場所もわからないんだろう、というように、森の名前だけが無造作に書かれている紙だった

始まりの頃の記録

学院の図書館で、原稿用紙を前に机に突っ伏す爪族の少女が一人。
古い本の匂いと午後の陽ざしの暖かさに骨抜きになっているような状態だ。

小さい頃の作文を書いて来いとか言われたってにょー
まだ私だって小さいと思うのだがにょ……

そりゃぁ、天才少女のペルにょんに比べたら全然大きいけど。

錬金術の学校に入ってから知った、色々な種族の人達
特に、魚のにおいがするのに食べ物じゃない人種など見たこともなかったものだから、うっかり同じ日に入学してきた「マーマン」という種族の娘さんに(食)欲情?などしたものだが。
そんな彼女が目の前にいて、昼ご飯を食べたばかりなのに、おなかがぎゅるぎゅるとなってくる。
これは恋に違いない。
きっと。
マレマロマ先輩を見ると、もっと胸がキュンキュンするのは、ダイレクトに魚を連想させるからだろう。
そして、それも恋に……
「居残り、まだ終わらないんですか?」
小首をかしげ、ルトヴィカの顔を覗き込むセルティーヌの足元をちらりとのぞく。
『いつも不思議なにょだが、陸でどうやって足に変えているのだろうにょー』
すらりとしたニンゲンの足をじっと見てしまう。
これでは恋も半減であった。
「……小さい頃のことをかけとか言われても、何を書けばいいのかわからないにょよね……」
「お家のこととか?」
「家のこと……」
ぼそっと呟くと、下を向いて小刻みに震えだす
「あらあら……もしかしてホームシック……じゃなさそうね」
泣いているのかと思って顔を覗き込むと、どうやら違う種類の震えのようだ。
「家……家……」
呪詛のようにつぶやきはじめたルトヴィカに余計な事を言ってしまったという空気を感じ取る。
「あー、お邪魔にならないように退散するわねーーー」
少々顔を引きつらせながら逃げるようにフェイドアウトしていくセルティーヌを見ながら魂の抜けたような溜息。

「……いくらなんでも、家にニート大好きグータラ主婦がいるとか、その悪魔大王な主婦は外ではカタストロフィー主婦とかよばれてたとか、魔女の娘と呼ばれて石を投げられたことがあるとか書くわけにもいかないしにょー」

家庭内は基本的に罵詈雑言の応酬だったとか。
普通の家みたいな部分はないのか探しても、どうも普通の家が想像を出来ない。
捏造でもしようか考えても到底考えつくものではなかった。
席でジタバタしていると図書館の司書さんに軽く小突かれて、静かにしましょうと注意を受ける。
「うーーー」
原稿用紙の文頭を書いては消し書いては消し、しわくちゃにしながら唸っている姿は、はたから見たら、まるで難しい調合のレシピを考えているようだ。
「そういえば」と家の近所にプチ家出をした時に、母親が見たこともないようなすごい形相で迎えに来たことがあったことを思い出した。
泣きながら馬鹿馬鹿言って、でも、抱きしめられた時は一緒に泣いてしまったような、甘い記憶。
「あの人がそんなことするわけないだろうににょー」
どんなふうに脳内改ざんされているのか自分でもわからない。
本当にあったのかすら思い出せないのはその後熱を出して何日も寝込んでしまったせいかもしれないし、あまりに普段通りの母親の姿のせいだったからかもしれない。
あんなでも父親とは、ばかっぷるらしいので幸せならばどうでもいいことではある。
まぁ、でもたまには親孝行でもしておくべきなのだろうか。
この間日記に、家出をしてきたと書いたら、翼族のイヴにょーや鱗族のメイエルさんにも心配されてたし。
「手紙でも書いてみるかにょ」
いくら悪名高い森の杜の家への手紙でも、森の入口までは御進物とかいう食料と一緒に届けてくれるだろう。
そんなことを考えながら、夢の世界の淵を旅するのであった。

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HN:
ルトヴィカ
性別:
非公開
職業:
準中錬金術師
趣味:
看護
自己紹介:
WEB参加型RPG「パッフェルベルの鐘」の爪族(猫)の気ままな日常や、錬金術のメモなどを扱っています。
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